saga00’s diary

私は私に憑依される

不毛とは到底言い難いほどの眩い光

ぼくたちはさもぬけがらのまねをするけど、

こころを掻きむしるほど、

溢れてしまうのは、紅や、蒼の、小さな輝き。

寄り添わないとわからないほど小さく、

触れてしまうとこわれてしまうほど脆く儚げ、

けれど、その眩さと

時として化けるその凶器に

おとなたちは怯え、

拒絶するだろう。

戻ることのないいつかを夢みた一瞬の煌めきを

ぼくたちは明日に怯え、生きているのだから。